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概要
塩酸の電気分解を行い、どうして水素と塩素が発生したのかを理解する
2年時の水の電気分解と違い、塩酸の化学式(HCl)から水素(H2)と塩素(Cl2)が発生することを予想、考察できるようにしたい。
なぜ、陰極に水素、陽極に塩素なのかという疑問を投げかけて(次回以降にでてくるイオンにつなげて)この時間を終わりたい。
予想
薄い塩酸を電気分解すると、両極付近にはそれぞれ何が生じるだろうか。
「水の電気分解では水素と酸素が発生したので、今回も水素と酸素がでてくるのではないか」
「塩酸の化学式はHClなので、水素Hと塩素Clかなあ」
方法
準備するもの、実験の方法、注意事項を教科書を見ながら、記入する。
結果
陰極側でマッチの火を近づけるとどうなった。
ポンと音を立てて燃えた。
陽極側で上部の液のにおいはどうだったか。また赤インクで着色した水の色の変化がどうなったか。
プールの消毒のようなにおい。着色した水の色が消えた。
考察
陰極、陽極で発生した気体は何か。
マッチの火を近づけるとポンと音を立てて燃えたことから、陰極には水素が発生したと考えられる。
プールの消毒なようなにおいがあり、漂白作用があることから陽極には塩素が発生したと考えられる。
まとめ
塩酸を電気分解すると陰極に水素、陽極に塩素が発生する。
化学反応式 2HCl→H2+Cl2